雪の中の三人男 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
貧乏人に変装しておしのび旅行を始めた百万長者の枢密顧問官。ところがとんでもない誤解が生じてドンチャン騒ぎが続発。貧乏人に変装した百万長者と百万長者に間違われた失業青年をめぐって、グランドホテルの従業員とお客の織りなす人生模様。ケストナーの魔法の鏡に映った、赤ん坊のような雪の中の三人男を描く会心の諷刺ユーモア編。
ちいさなちいさな王様 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
ドイツのベストセラー小説
どうやら王様の世界では子ども時代が人生の終わりにあるらしい。僕らのところとは違って……。
おまえたちは、はじめにすべての可能性を与えられているのに、毎日、それが少しずつ奪われて縮んでいくのだ。それに、幼いうちは、おまえたちは、知っていることが少ないかわりに、想像の世界がやたら大きいだろう。どうしてランプに明かりがつくのか、テレビの画面に映像がうつるのか、理屈がわからないから、想像しなくてはならなかった。
内容(「BOOK」データベースより)
ある日、ふらりと僕の部屋にあらわれた、僕の人差し指サイズの気まぐれな小さな王様。
ノート〈2〉掟の問題―カフカ・コレクション (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
カフカの小説については、たえず囁かれてきた。はたしてそれは、カフカが書いたとおりなのか。誰かがあとから、そっと手を入れたのではないか。そうした疑念を払拭すべく、カフカ・コレクションは、カフカの手稿そのものをテキストとして作られている。「ノート2」は、手稿の後半部分から29篇を収録。
内容(「MARC」データベースより)
カフカが残した手稿を、彼自身が書いたときの姿に限りなく近い形で再現。作品の成立過程やカフカの秘密、未知の面白さを発見することができる。「ノート2」は、手稿の後半部分から29篇を収録する。
完訳グリム童話集〈1〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
グリムのメルヘンとはそもそもどんなお話だったのか。子ども向きの楽しい童話なのか、それとも残酷で怖い昔話なのか。日本に早くから紹介されたものだけに、様々な版が入り乱れ様々な議論があったが、本書は、グリム研究の第一人者が満を持して発表した決定版。世界のグリム学者の議論を踏まえ、新たに訳しおろされた本格派。第1巻は「蛙の王さま」「ヘンゼルとグレーテル」ほか20篇。カラー図版多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
グリム,ヤーコップ
1785‐1863。ドイツのヘッセン国ハーナウ生まれ。「グリム童話」を編纂する。1812年に初版を出版後、次々と改訂、1857年に第七版を出版
グリム,ヴィルヘルム
1786‐1859。ドイツのヘッセン国ハーナウ生まれ。「グリム童話」を編纂する。1812年に初版を出版後、次々と改訂、1857年に第七版を出版
野村 〓@55DB@
1925年生まれ。京都大学文学部ドイツ文学科卒業。東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
残酷な女たち (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
マゾヒズムの語源としてあまりに有名な『毛皮を着たヴィーナス』の作家ザッヘル=マゾッホのおびただしい長短編小説の中から、軽妙な滑稽味と不気味さを兼ね備えた珠玉の短編八作を収める『残酷な女たち』。そのほか、女帝マリア・テレジアが主人公の『風紀委員会』、異様で奇怪ながらも伸びやかな語り口で美女と醜男を御伽話のように見せる『醜の美学』。
内容(「MARC」データベースより)
8人の紳士をそれぞれ熊皮に入れ檻の中で調教する侯爵夫人の話など、滑稽かつ不気味な短篇集の表題作の他、女帝マリア・テレジアを主人公とした「風紀委員会」、御伽噺のような奇譚「醜の美学」などを収録。
小さいおばけ (単行本)
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『クラバート』 『大どろぼうホッツェンプロッツ』などで知られるドイツの児童文学者、プロイスラーによる1966年の作品。 何百年も前から「フクロウ城」で暮らしている「気のいい」小さいおばけ。毎日、昼間はぐっすり眠り夜中の12時から1時までの「おばけ時間」だけ起きて、「かぎが十三個ついたかぎたば」を操り夜の世界を満喫していた。だがある日突然、どうしても昼の12時に目が覚めるようになってしまう。最初こそ喜んだものの、真っ白な体は真っ黒になり、フクロウ城へ帰ることもできなくなったおばけは、町で大騒動を起こす。 なぜ昼の12時に目を覚ましたのか。白い体に戻れるのか。お城には帰れるのか…。おばけの起こす騒動をあれこれ描いて楽しませつつ物語の最後まで謎を残したままハラハラ感は続き、最後にすっきりと答えをくれる構成が痛快だ。また、やさしい語り口のなかに、突然「こっちにはこっちのなやみがあるのですから」「のぞみというものは、もうだめだ、と思ったころに、かなうものなのです」など大人っぽいフレーズが出てくるのもおもしろい。 原書のものをすべて収録したという挿絵も本書の大きな魅力。ふわふわとしたおばけのかわいらしさももちろんだが、なんといっても6ページにも及ぶ「スウェーデン軍」(に扮した人々)の大行進の絵が必見。それぞれの動き、表情、そして何百という人がうねうねと続くその大胆な構図に圧倒される。(門倉紫麻)
出版社/著者からの内容紹介
古いお城で静かにくらしていた小さいおばけ。ある日、昼の世界を見たいという願いがかなって昼間に目を覚まし、早速外へ。ところが、日の光をあびたとたん、まっ白だった体がまっ黒になったうえに、道にまよって、さあたいへん! 小さいおばけは、夜おばけにもどれるでしょうか? 著名な作家が描く楽しい物語。原書の絵を全て収録しました。
1812初版グリム童話〈上〉 (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
一八一二年、グリム兄弟はドイツで昔から口伝えで語り継がれてきた話をまとめ、『グリム童話集』初版を刊行。その後改訂を重ねた。一般的によく知られているのは第七版の物語だが、それでも初版のもつ魅力が色あせることはない。
人間味あふれる言葉、率直に表現された残酷さ、不合理な結末……。そこには昔話の原点ともいえる素朴な味わい、「口伝え」ならではの魅力が色濃く漂っている。
上巻には、『ヘンゼルとグレーテル』『赤ずきん』『白雪姫』など有名な話のほか、初版にのみ載録された『長靴をはいた雄猫』『青髭』を含め、四十五話を厳選し収録。
内容(「BOOK」データベースより)
1812年、グリム兄弟はドイツで昔から口伝えで語り継がれてきた話をまとめ、『グリム童話集』の初版を刊行。その後第七版まで改訂を重ねた。一般的によく知られているのは第7版の物語だが、それでも初版のもつ魅力が色あせることはない。人間味あふれる言葉、率直に表現された残酷さ、不合理な結末…。そこには昔話の原点ともいえる素朴な味わい、「口伝え」ならではの魅力が色濃く漂っている。上巻には、『ヘンゼルとグレーテル』『赤ずきん』『白雪姫』など有名な話のほか、初版のみに載録された『長靴をはいた雄猫』『青髭』を含め、45話を厳選し収録。
ふたりのロッテ (-)
出版社/著者からの内容紹介
別々に育ったふたごの姉妹ルイーゼとロッテが、ある夏偶然出会います。2人は別れた両親を仲なおりさせるために、きばつな、けれども綿密な計画をたてます
子どもに語るグリムの昔話〈1〉 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
単純素朴で、人生のさまざまな面を垣間みせてくれる、グリムの昔話。本来口承で伝わってきたその魅力が充分伝わるように、長年グリムの話を語ってきた佐々梨代子とドイツ文学者野村〓@55DBが共訳しました。
車輪の下 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
南ドイツの小さな町。周囲の期待にこたえ、難関の神学校にパスした少年ハンス。だが、厳しい生活に失意を深める…、学校や社会に押しつぶされる少年の運命。(解説・高本研一/鑑賞・畑山 博)
内容(「BOOK」データベースより)
南ドイツの小さな町。父親や教師の期待を一身に担ったハンス少年は、猛勉強の末、難関の神学校入試にパス。しかしその厳しい生活に耐えきれず、学業への情熱も失せ、脱走を企てる。「教育」という名の重圧に押しつぶされてゆく多感な少年の哀しい運命をたどる名作。